キューバンチェーン(日本では喜平と呼ばれます)を買おうとすると、必ずここで止まります。「何mmを選べばいいのか」。ネットには4mm、8mm、12mm、20mmと並んでいて、値段は5,000円台から5万円台まで10倍近く開いている。太いほど良いのか、細い方が失敗しないのか——判断材料がどこにもありません。
私たちEMPIRE HOLLYWOODは、4mmから20mmまでのキューバンチェーンを常時扱い、全国4店舗の店頭に並べているジュエリーショップです。この記事では、一般論ではなく「実際にどの太さが選ばれているのか」という当店の実売データと、4〜20mmの全価格表を公開します。結論から言うと、売れ方は多くの人の予想を裏切ります。

実売データが示した答え
二極化
売れているのは「一番細い4〜8mm」と
「一番太い20mm」。中間ではない。
キューバンチェーンと喜平は同じもの?
結論から言うと、ほぼ同じ系譜の編み方です。金属の輪をねじって90度に押し潰し、潰した面が同じ方向を向くように連結したチェーンで、日本では喜平(きへい)、英語圏ではキューバンリンク(Cuban link)と呼ばれます。
ニュアンスの違いはあります。日本で「喜平」というと、貴金属のインゴット的な文脈——資産性、グラム数、6面ダブルといった話——が中心になりがちです。一方「キューバンリンク」と言うときは、ヒップホップカルチャーの文脈で、太さと存在感そのものが価値という捉え方をします。当店は後者の文脈で扱っています。
何mmが売れているのか【当店の実売ランキング】
当店オンラインストアで、直近1年間(2025年8月〜2026年8月)に売れたキューバンチェーン(ネックレス)の注文を、太さ帯別に集計しました。
| 太さ帯 | 実売順位 | 立ち位置 |
|---|---|---|
| 4〜8mm | 1位 | 毎日着ける土台。重ね付けのベース。シャツの下でも収まる |
| 12mm | 2位 | 「太いチェーンを着けている」と一目で分かる最初の太さ |
| 20mm | 3位 | 完全に主役。1本で服が決まる。売上金額では最上位 |
| 14mm | 4位 | 12mmで物足りない人の次の一手。爪付き(プロング)が人気 |
| 10mm | 5位 | 中間帯。12mmとの差が小さく、選ばれにくい |
| 15〜19mm | 6位以下 | 20mmを狙う人が最後に比較する帯 |
注目すべきは10mmの沈み方です。カタログ的には「中間で無難」に見える太さが、実際にはいちばん選ばれていません。お客様は「無難」を買っていないのです。細いか、太いか。目的がはっきりしている人ほど、はっきりした太さを選んでいます。
「接客していて確信したのは、キューバンは『服として買う人』と『武器として買う人』に分かれるということです。服として買う人は毎日着けるので4〜8mm。武器として買う人は、そもそも細いものに用がないので12mm以上へ一気に飛ぶ。10mmが売れないのは、どちらの目的にも中途半端だからです。だから最初に聞くのは太さではなく『どういう時に着けますか』です。」
太さ別の見え方と価格【4〜20mm 早見表】
当店の代表的なキューバンチェーンを、太さ順に並べます。価格はすべて50cm(20インチ)の公開価格です。
| 太さ | 代表モデル | 50cmの価格 | 見え方・向いている人 |
|---|---|---|---|
| 4〜8mm | Cuban Chain 4mm〜8mm | 5,500円〜 | 毎日着ける土台。重ね付けのベース。初めての1本に最適 |
| 10mm | Sleek Cuban Chain / Noble Ice Cuban Chain | 33,000円 | 存在感が出始める。石入り(Noble Ice)なら華やかさが加わる |
| 11mm | Gucci Cuban Link Chain | 34,100円 | リンクの形が特徴的。人とかぶりにくい |
| 12mm | Cuban Chain 12mm | 26,770円 | 「太い」の入口。実売2位。コスパが最も良い帯 |
| 12mm | Celestial Cuban Chain | 36,300円 | 装飾入り。同じ12mmでも印象が大きく変わる |
| 14mm | Prong Cuban Chain 14mm | 38,610円 | 爪留めで石を並べたタイプ。ヒップホップらしさが強い |
| 14mm | Majestic Cuban Chain 14mm | 50,600円 | 厚みがしっかり出る。写真映えする帯 |
| 15mm | Trinity Cuban Chain(3トーン) | 49,500円 | ゴールド×ホワイト×ローズの3色。手持ちと色を合わせやすい |
| 16mm | Infinity / Spiked Cuban Chain | 47,300〜50,600円 | ここから完全に主役。服を選ぶ |
| 18mm | Glacier Cuban Chain | 51,700円 | 当店の最上位帯。重量感が別物 |
| 19mm | Prong / Majesty Cuban Chain | 49,500円 | 爪留めの最大幅。ステージ・撮影向き |
| 20mm | Prism Cuban Chain(人気No.1)/Block Cuban Chain | 46,685〜50,600円 | 実売3位・売上最上位。1本で完成する |


体型・身長別の目安
太さは「顔と首の大きさ」との相対で決まります。細身の方が20mmを着けると、チェーンが体を食ってしまう。逆にがっしりした方が4mmを着けると、着けていることに気づかれません。
| 体型 | 毎日用(土台) | 主役用 | 長さの目安 |
|---|---|---|---|
| 細身 | 4〜6mm | 10〜12mm | 45〜50cm |
| 平均〜少しゴツい | 6〜8mm | 12〜16mm | 50cm |
| ふくよか・体格が良い | 8mm | 16〜20mm | 55〜60cm |
長さの選び方は太さ以上に失敗が多いポイントです。体型別の黄金比、インチとcmの換算、重ね付けの長さ差についてはメンズネックレスの長さ完全ガイド(40〜60cmの実測早見表)で、公式サイズチャート付きで解説しています。当店の実売1位は50cmです。
5,500円〜/18Kゴールドコーティング・ホワイトゴールド・ローズゴールド/全国送料無料
キューバンとテニスチェーン、どちらを買うべきか
当店で最もよく聞かれる比較です。答えは「値段の決まり方が違うので、比べる軸がそもそも別」です。
| キューバン(喜平) | テニスチェーン | |
|---|---|---|
| 主役 | 金属そのもの | 石 |
| 価格を決めるもの | 金属の量(重さ) | 石の数 |
| 光り方 | 面で反射する重厚な艶 | 点で屈折して散る輝き |
| 長さを伸ばすと | 価格はほぼ変わらない(4〜8mmは同価格) | 石が増えるので上がる |
| 5mm・50cmの価格 | 5,830円 | 21,065円(約3.6倍) |
| 向いている場面 | 毎日。和洋どちらの服にも合う | 見せたい日。写真・イベント・夜 |
最も失敗しない順路は「キューバンの4〜8mmを土台として持ち、2本目にテニスチェーンを足す」です。逆でも構いませんが、テニスから入ると毎日着けづらく、出番が限られやすい傾向があります。テニスチェーンについてはテニスチェーンとは?喜平との違いと太さ3mm・4mm・5mmの選び方で、実売データと全価格表を公開しています。
モアサナイト×925 Silverのキューバンという選択肢
当店には、爪留めの石をすべてモアサナイト(Dカラー・VVS1・GRA鑑定書付)にし、台座を925 Silverで作ったキューバンチェーンもあります。価格帯は次のとおりです。
| 太さ | モデル | 価格 |
|---|---|---|
| 8mm | Sleek Cuban Chain | 116,000円 |
| 8mm | Noble Ice Cuban Chain | 149,000円 |
| 10mm | Noble Ice / Sleek Cuban Chain | 150,000〜152,000円 |
| 12mm | Noble Ice / Sleek Cuban Chain | 186,000〜189,000円 |
| 14mm | Prong Cuban Chain | 228,000円 |
| 19mm | Prong / Majesty Cuban Chain | 398,000〜423,000円 |
コーティング版と比べると、同じ14mmで38,610円と228,000円。約5.9倍です。ここも理屈は同じで、並んでいる石の質と、台座が925 Silverであることに対する差です。石の違いについてはモアサナイトとダイヤモンド・ラボグロウン・CZの徹底比較をご覧ください。
失敗しないキューバン選び【4ステップ】
- 「毎日着けるか、見せる日に着けるか」を決める。毎日なら4〜8mm、見せる日なら12mm以上。この1問で9割決まります。
- 長さは50cmを基準に、体型で±5cm。細身なら45cm、体格が良いなら55cm。太いチェーンほど長めが合います。
- 色は手持ちと揃える。18Kゴールドコーティング/ホワイトゴールド/ローズゴールドは同価格です。重ね付けする予定があるなら、色を統一すると一気にまとまります。
- 16mmまで行くなら20mmまで見る。価格がほぼ横ばいなので、ここで細い方を選ぶと後悔しやすい帯です。
よくある質問
キューバンチェーンと喜平は同じものですか?
ほぼ同じ系譜の編み方です。金属の輪をねじって押し潰し、面を揃えて連結したチェーンで、日本では喜平、英語圏ではキューバンリンクと呼ばれます。日本で喜平というと金やプラチナを貴金属として評価する文脈で使われることが多く、キューバンリンクというときはヒップホップカルチャーの文脈で幅と存在感を重視する傾向があります。
メンズのキューバンチェーンは何mmが人気ですか?
EMPIRE HOLLYWOODのオンライン実売(直近1年)では、4〜8mmが1位、12mmが2位、20mmが3位でした。中間帯の10mmはむしろ選ばれにくく、「毎日着ける土台」か「一本で決める主役」かで需要が二極化しています。
6面ダブルなどの「面数」は重要ですか?
面数は主に金・プラチナの喜平を貴金属としてグラム単価で評価するときの分類です。ヒップホップジュエリーとしてのキューバンでは、面数よりも幅(mm)、留め具の作り、石が入っているかどうかのほうが、見た目にも耐久性にも直結します。
12mmが10mmより安いのはなぜですか?
当店のCuban Chain 12mm(26,770円)は装飾のないシンプルな作りで、10mmのSleek/Noble Ice(33,000円)は仕上げや石の有無が異なるためです。同じ太さでもモデルによって価格は変わります。コストパフォーマンスを重視するなら12mmのシンプルなモデルが最適解になります。
太いチェーンは重くて疲れませんか?
16mm以上は明確に重量を感じます。毎日着ける前提なら8mm以下、着ける日を選ぶなら12mm以上、という分け方が現実的です。実際の重さは店頭で手に取っていただくのが最も確実で、写真では絶対に伝わらない部分です。
キューバンとテニスチェーン、最初に買うならどちらですか?
毎日着けられる土台が欲しいならキューバンの4〜8mm、華やかさが欲しいならテニスチェーンです。同じ5mm・50cmで比べるとキューバンが5,830円、テニスチェーンが21,065円と約3.6倍の差があります。これは値付けの差ではなく、テニスチェーンには石が100粒近く並ぶという構造の差です。
コーティングが剥がれてきたらどうすればいいですか?
当店では購入金額の30%で再コーティングを承っています。本体が無事であれば何度でも可能で、ロジウムやパラジウムを使用して新品同様の輝きに戻せます。この価格帯のBrass製品で再コーティングまで受けているお店は、日本ではまだ多くありません。
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太さの差は、着けた写真がいちばん分かります
4mmと12mmと20mmが、実際に着けるとどう見えるのか。着用イメージはInstagramでご覧いただけます。
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